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モノクロ写真の楽しさ

ケータイを始め、デジタルフォト全盛ではありますが、本校の写真科ではモノクロ写真の実習も行っています。
 

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写真は今から180年ほど前にフランスで発明されました。
発明者はニセフォール・ニエプス。とは言え、ほとんどの人が知らないと思います。
ニエプスはカメラの発明をしたのではなく、フィルム、つまり光に感じる物質を発見したのですね。
それが写真の始まりです。
初期の写真は感光材の感度も悪く、露光に数十分も掛かりました。
シャッターなど不要で、レンズの蓋を開けたり閉めたりして撮影したのです。
当然「動くもの」はすべて消えてしまいますので、この頃の写真は建築物や誰もいない町並みばかりが残っています。
ほどなく技術も進んで、何とか人物のポートレートを撮影できる様にはなりましたが、それでも現在のように「瞬間を記録する」事など出来ない時代が続きました。
残っている子供のポートレート写真は、しかめ面をしているものや不自然なポーズで固まっている作品が目立ちます。
それもそのはず、カメラから見えないところで動かないように棒くいに縛り付けられていたのです。
誰だって笑顔など出来ませんよね!
 
掲載した写真は新入生の作品です。
今日、モノクロフィルムで撮影して自分でプリントしたものです。
モデルはクラスメート。
自然な表情が撮れてます。
これならモデルさんも喜ぶでしょう!
 
 
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