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美術館『浮世絵名品展』

新潟市美術館に浮世絵展を見に行ってきました。
大変感激しましたのでご報告します。
こんなに浮世絵を見て感激したのは久しぶりです。
自然の風景の色や着物の繊細な柄や
とにかく色に感激しました
本を買いましたががっかりです
やはり写真で印刷では興ざめです。
是非本物を見て下さい。

画像の確認

少し浮世絵についてのウンチクを書いておきます

浮世絵は江戸時代の最新ファッション誌で一世風靡した
日本の伝統的な芸術といえますが実は鳥居清長という
浮世絵師によって大きく変貌していきます。
1750年頃から西洋絵画が長崎より日本に入り
西洋の美意識が日本絵画にも取り入れられていくようになります
例えば、それまでの浮世絵に描かれる遊女達はは6頭身だったものを
清長は8頭身(ギリシャ彫刻)で描くようになります。これが浮世絵を代表する
すらりとモデルのように描かれた『美人画』の大ヒットとなっていきます
それから100年後1850年位にそんなことは知らない西洋人は
日本にこんなに素晴らしい美意識を持った絵画があったのだと
浮世絵を日本から買いあさっていきます。だから日本には
ほとんど浮世絵は残っていません。ですからボストン美術館など海外から
借りて見るしかあません。
その後、海外に流出した浮世絵は印象派以降の西洋美術を生み出すきっかけとなり
西洋の著名な画家達に大きな影響を与えたことは皆さんもご存知だと思います。
そのことは、またの機会に。
(現在も晩年のモネの自宅には300枚以上の浮世絵が額に入って飾ってあります)
また、浮世絵は歌舞伎座などの看板絵として親しまれてますが、
1900年頃のフランスに『ポスターの黄金時代』といわれた時代がありましす。
ここにも大きな影響も与えているのです。
ムーランルージュで有名なロートレック達などポスター画家は・・・・・・・・

おっと、話が止まらなくなりました。続きはまた機会があればゆっくりと!
 
 
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