Home > ncad > 記事:"デザインを知るための10の質問 vol.6"

デザインを知るための10の質問 vol.6

10/5(日)に長岡の近代美術館へ「第10回亀倉雄策賞受賞記念 佐藤卓展+JAGDA新人賞受賞作家作品展2008」を見に行ってきたシモサカです。
展示点数はさほど多いわけではありませんでしたが、新鮮な気分になれました。
残念ながら、「国宝との出会い展」を見てくることはできませんでした。
私が中高生のころには、『足利尊氏の肖像』として紹介されていた京都国立博物館所蔵の『騎馬武者像』も見ることができる企画展なのですが、時間的都合で見送りでしたicon:face_sad 
10/19(日)までなので、できれば見に行きたいと思っていますicon:E30
  
さて、前置きが長くなりましたが、不定期に掲載していく【デザインを知るための10の質問】。
第6回の今日は、主にイラスト技法や色彩科目を担当している捧(ササゲ)先生の登場です。
これを読んで『デザイン』について、少しでも知ってもらえたら嬉しいですicon:face_smile
 
 
【デザインを知るための10の質問】
回答者:捧先生
 
Q.01:デザインとは何ですか?
A:そこに必要なものが必要なだけ揃った状態にすること。
 
Q.02:デザインをするのに必要なもの(大切なもの)は何ですか?
A:楽しいとか、苦しいとか、焦ったとか、色々な経験と発想。
 
Q.03:いいデザインとはどんなデザインですか?
A:人をひきつける気持ちがいいデザイン。
 
Q.04:どうすればデザインがうまくなりますか?
A:何でもたくさん試して、たくさんの人に意見をもらう。初から好き嫌いや理解出来る出来ないで隔てずに、世の中の色んなモノや考え方に触れてみる。
 
Q.05:デザインするときに気をつけなくてはいけないことは何ですか?
A:どんな思いを込めて作るべきなのか、見た人がどんな思いとしてとらえてくれるのか、想像したり考えたりするのを忘れない。
 
Q.06:デザインにおける反則技とは何ですか
A:一人よがりなもの、見る人のことを考えていないもの。
 
Q.07:どこまでが真似で、どこからがオリジナルですか?
A:意図的に似せようとしたもので、モチーフや構図などがそれと見間違える程似た印象のものは真似だと思う。発想や、素敵だと感じた色使いを取り入れて使うのは真似とは違う気がします。
 
Q.08:デザインとアートの違いは何ですか?
A:アートは自分のためのもの、デザインは発信した先にいる人たちのためのもの。
 
Q.09:これまでにご自身がデザインされた中で最も印象に残っているものと、その理由を教えてください。
A:亡くなった友達のご家族に贈った友達の似顔絵。顔は、小さく写った写真がほんの数枚しかなくて、必死に笑顔を思い出しながら描きました。初めてお会いしたお母さんにとても感謝していただいたのが今も忘れられません。 
 
Q.10:素晴しいと思うデザインの具体例(他者、あるいは自然造形?なんでも構いません)とその理由を挙げてください。
A:作品では、去年21_21 DESIGN SIGHTで行われたチョコレート展のポスターがとっても好きです。「デザイン」とか「芸術」にビックリするほど興味を持たない知り合いが、このポスターを見てごく自然に「これ良いね」って言ったのも凄く印象的でした。
 
 
今回は、『デザインがわかる』の冊子に掲載された先生ではなく、新たにアンケートをお願いした先生を紹介しました。
いかがでしたか?
次回もお楽しみに!!!
 
 
『デザインがわかる』の冊子???
詳しくはコチラの記事を見てください!
 
 
 
Copyright 2012 JAPAN NSG GROUP All Rights Reserved.